不穏な空気感

うちに出入りする関係者は製造業の同業者から問屋、生地屋、ファスナーや金具、テープ等の副資材の材料屋など様々。

その業界関係者との話をしていると、どうも先月から生地や副資材の注文が減っているという。減っているというか「ない」に等しいらしい

まず、我々鞄製造業者は生地や材料を発注して入荷すると生地裁断屋に裁断依頼をして(うちは革裁断は自社で行う)裁断ができてその他材料がそろうと縫製を始める。ので、先月から生地発注や副資材の発注がないということは、今月来月の仕事が減るっていうことです。元来、豊岡鞄業界は秋冬が繁忙期で春夏は閑散期となるのだが(近年は変わってきているが)今、このような状態だと春夏が思いやられる。

なぜこのような状態になっているのかは正直よくわからない。問屋さんから聞くのは小売店の動きもよくないらしい。

確かに能登の震災の影響もあるとは思うけど、よくない状況はその前から始まっているので震災だけの問題ではないと思う。

この状況、決定的な原因がわからないのでちょっと今までとは違うと感じる。なんか気持ち悪いのだ。

先月地元の小規模製造業者の倒産も聞いたし、どうも儲けより生き残りをかけての椅子取りゲームになってきた感がある…

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