味ととるか汚いととるか・・・

うちの一番の得意先の依頼でよく使う栃木レザー

日本国内トップブランドの一つ

今は大手から個人からよく使われている

うちのお客さんは取引を始めてからこの革をメインで使っている

これは栃木レザーのピアノ#4という革 フルタンのいい革です。

この栃木レザーの革はお客様支給の革で私が手配していないのですが、フルタン故に困ったこともあります。

写真ではよくわからないと思いますが、その時のロッド?によって銀面が悪いことがあります。

この革はまだきれいですが、ひどいときには全面がシミというか染色不良というかとても使えないような時もあります。一応お客様にはひどい時は連絡して確認は取りますが裁断するにはつらいものです。

悪いとこをなるべく避けて裁断しますがほぼ全面的にひどい時は裁断のペースが一気に落ちます。

フルタンのヌメ革は革本来の傷やシワ、穴などよくわかりそれが本物の天然素材というイメージができるのですが、商品になって売り場に出た時に、購入者がそれを革の味ととるか汚いととるかは正直私にはわかりません。私はこんな仕事をしているので傷、シワは好きなので商品にそれが入っていても問題ないのですが、他人の感性はわからないですからどうなんでしょう?そういう所の消費者の声も聴いてみたいですね。

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