Tajima Cowhideシリーズの寄付金額のご報告

今年最後のブログです。

今回はTajima Cowhideシリーズの寄付金額のご報告をします。

このTajima Cowhideシリーズのコンセプトの一つに、Tajima Cowhideシリーズの売り上げの5%を地元畜産業界に寄付をするということがあります。その報告です。

寄付金額の前にご説明することがあります。

Tajima Cowhideがまだ企画段階の時に地元畜産業界の方々とお話をさせていただきましたがまだコロナ過の影響もあり食肉業界も低迷しているとのことでした。それは我々豊岡鞄業界も同じでしんどい状況が続いていました。このTajima Cowhideシリーズを販売することで但馬牛のPRにもなるし、弊社も但馬の唯一無二のオリジナル商品ができ但馬の代表的な特産品コラボになると思い開発をしました。そしてPRだけでなく地元産但馬牛の皮を使わせていただくので何らかの支援、協力ができないか?と思い、売り上げの一部を但馬の畜産業界に寄付すれば鞄業界、畜産業界だけでなく購入者も地元産業に支援でき、また廃棄処分されていた皮を使用することでSDGsにもつながるという、生産者から購入者までこのスキームに参加できるシステムが構築できました。これが発展すれば素晴らしいことで皆がwinwinになれる企画です。

皮(革)の管理と生産までは構築できたのですが、その売上の一部を地元畜産業のどこに寄付をするか検討した際に関係者にいろいろと聞きましたが、地元但馬牛に関しての但馬全域での公的、中立的?な組織が見当たらなかったのです。但馬各市町には畜産課はありますが但馬全体の但馬牛に関しての公的団体がないようで、どうしようかと思っていました。そこで公的というわけではないのですが廃棄皮を他地域、多品種の皮とわけて管理していただいている但馬食肉センターは民間企業ではありますが但馬各市町が出資していて準行政企業であること。但馬の牛飼いさんや精肉店も出資していて但馬地域の畜産、精肉業界にはなくてはならない企業であること。また、お話を聞いてみるとコロナ過以前から業績はよろしくないようで行政も悩ましく思っているとのこと。原皮のお世話にもなりTajima Cowhideのコンセプトにも賛同してくれて協力をしていただいていることもあり、他に良い寄付先もないので当面、但馬食肉センターさんに寄付をしようと決めました。今後寄付金額が増え寄付先に良い先が見つかれば寄付先や配分を検討していきたいと思っています。

そして今年の寄付金額の報告です。

8月から本格的な販売を始めました。

9月 5,004円 10月12,093円 11月14,612円 12月 53,570円でした。

まだまだ、販売数が少なく金額は多くないのですが弊社のような小さな工房には少なくない金額です(笑)

それでも少しずつ増えています。12月はクラウドファンディングの売り上げがあって若干多めですが来月以降はまた1万円台かなと思っています。まだ秋冬はいいのですが熱くなると革製品はあまり売れないので、そこは色々と考える必要がありますね。

少しずつ認知が広がり共感していただける人を増やして寄付金額を増やしていけるよう頑張っていきますので今後ともよろしくお願いします。

それでは皆様良い年を!

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