タンナーの工場見学

先日うちのお客さんと一緒に姫路のタンナーの株式会社山陽さんに革の買い付けと工場見学に行ってきました。

さすが歴史あるタンナーでピット層からありヌメ革からクロム革まで全て一貫生産ができる巨大なタンナーでした。

馴染みの営業担当者の説明もわかりやすく革が原皮から鞣し、漉割、染色、乾燥、検品、出荷まで一通りわかりました。

問題は問合せしていたいわくつきの革を確認して面白いと思ったのでとりあえず買ったがどう使うかが悩むところ・・・

原皮がおかれている冷蔵庫。鞣す前の塩漬けの状態なので中々の匂いがする。まだ革ではなく皮です。
これがピット層。ピット層を持っているタンナーさんは初めて来たのでこれが見たかった。

1か月~2か月タンニン鞣し行うとのこと。1つの層に70枚くらいかな革が漬け込んであります。
こちらはクロム鞣しのドラム。水洗いが始まると中々壮観。
色付けが終わってそれぞれのクライアントごとに並べてあります。ここでは言えないクライアントがあり面白かった。
この機械がこの工場の中で一番高い機械らしい。なんでも革を真空状態にして水分を飛ばし乾燥させるよう。
この機械。前から知りたかった機械だった。革を仕入れた時、革のds数が書いてあるのだがどうやって1枚1枚ds数を測っているのかなと思っていて聞いてみようと思っていて、その疑問がこの機械の説明でわかりました。何でも革に光を当ててその反射で面積が測れる機械とのこと。なるほど。私はてっきりもっとアナログ的な測り方をしていると思っていました。すいません・・・
今回の工場見学するにあたって担当者にあらかじめ写真NG箇所があれば言ってくださいと話したところ、全くなしとのこと。おおらかというか寛容というか老舗ゆえの自信なのかさすが日本屈指のタンナーさんでした。

これからもよろしくお願いしますm(__)m

冒頭にも書いたが仕入れた特殊な革どう使おう。。。

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